ブランドインタビュー【ウィルドアットホーム】

 vee ga boo参加ブランドへのインタビューを毎月更新していきます!

作り手の想いやこだわりを是非とも知って、食べて、感じてみてください。

 

「食×ヨガ」「食×アート」さまざまなかたちで食の提案をするWiLLDのオーナー、山本さんに “食べること” の本質を伺いました。

 

自分らしい食べ方=生き方を見つけること。自分で選択して、正しい方向へ進んでゆくこと。

 

私も「食」にきちんと向き合いたいと思いました。

 

 

自然のままを未来へつなぐ『WiLLD』

 

 

自分にもまわりにも罪悪感なく生きていく

―― ブランド立ち上げのきっかけを教えてください

 

山本:WiLLDの前身として、YOGA-FOOD(ヨガフード)という名前で2010年から活動を始めました。

主にエシカルやギルトフリーなど、ヨガの考えを取り入れた食事方法で、自分にもまわりにも罪悪感なく生きていくというのがYOGA-FOODでした。

 

― ヨガの教えを取り入れていたのですね

 

山本:ええ。もともと管理栄養士として食と健康に関する仕事をしていたのですが、自分のことだけでなくまわりのみんなにも、そして地球にも配慮した食事を考えたいと思い、YOGA-FOODを立ち上げ、2015年に現在のWiLLDとしてブランドができました。

 

― YOGA-FOODの頃はどのような活動をされていたのですか

 

山本:YOGA-FOODでは、ヨガ教室の後、みんなで実際にヨガフードを食べるというイベントを開催したりしてました。

その頃は、ヨガのインストラクターからヨガフードの提供まですべて私一人で行っていました。

 

― すごい!山本さんのタフさが伝わります!

 

山本:ありがたいことに仕事量も増えたので、WiLLDという名前に変えて、現在は真鶴を拠点に活動をしています。

 

 

 

未来に自然を残したい

―― WiLLDの由来を教えてください

 

山本:will(ウィル)=未来、意志

wild(ワイルド)=自然のまま、野性的

2つの単語を合わせた造語で、「未来に自然を残したい、自然の味をおいしいと感じられる舌を育てたい、誰もが自然体でいられる場やサービスを提供したい」という想いを込めました。

 

― 山本さんの想いが詰まった名前ですね!

 

山本:YOGA-FOODから名前を変えたのは、「ヨガ」をしているお客さま以外にも、もっと幅広く様々な提案がしたいと思ったためです。「ヨガ」とつくとヨガの人のためという商材になってしまうので。

ですが、WiLLDになってもヨガの根底の考え方は取り入れた食の提案をしています。

 

― 「ヨガ×食」という考え方のルーツを教えてください

 

山本:もともと母親の影響で子どもの頃からヨガが好きだったんです。

 

大学では食を学んでいたこともあり、最初はコンビニの商品開発の仕事をしていたのですが、幼いころから好きだったヨガをきっかけに、現在のオーガニックやエシカルという考え方を取り入れた食事提案などができないかと考えるようになりました。

 

― ヨガの考え方はヴィーガニズムとも近しいものがありますね

 

山本:WiLLDを始めた時に、ヴィーガンを求めているお客さまが多くいらっしゃるようになって。

お腹を満たすための食事ではなく、きちんと考えて食事を取るという考えにヴィーガンがあっているのではないかということで食の提案の中に取り入れるようになりました。

 

 

 

やりたいと思っていることが全部できている

―― ブランドを立ち上げてよかったことを教えてください

 

山本:お客さまから学ぶことがたくさんあり、自身の成長につながっていたり、動物性のものを使わずにおいしい食事を作るチャレンジもできています。

 

やりたいと思っていることがすべてできているのが嬉しいですね。

 

― 「アート×地産地消」のイベントも開催されたとか!

 

山本:2019年に、地域の食材を使った食事をアーティストさんとのコラボでコーディネートするというイベントを開催しました。

いままで地元にあまり興味のない方も、このイベントで地域の食材に興味を持ってくれたりして、たくさんの方に食に関心を持っていただける機会になりました。

 

今はコロナ禍で出来ていないのですが、今後はさまざまな地方に行ってこのイベントをやりたいです。

 

 

大磯のアーティスト石塚沙矢香さんとのコラボレーションで実現した「エディブルアートビュッフェ」

山・海・太陽など自然をイメージした「食べられる空間コーディネート」を通して、自然の恵みの大切さを伝えた

 

 

お客さまが変化を感じてくれることが嬉しい

―― 山本さんがWiLLDで一番大事にしていることを教えてください

 

山本:食べ物に対する多様な考え方を伝えていきたいのが一番ですね。

WiLLDに関わった方たちに、何かしら新しい気づきがあれば嬉しいです。

 

― 実際のお客さまの声で嬉しかった言葉はありますか

 

山本:WiLLDで食事をされたお客さまが自分の変化を感じて、「行きと帰りの景色が違って見える!」と言っていただけたことが印象に残っています。

もっと頑張らねば!という気持ちになります。

 

 

 

―― 今回 vee ga boo にご参加いただいた率直な理由を教えてください!

 

山本:ヴィーガンスイーツの食べ比べができるのは新しいと思いました!

きっと近い将来ヴィーガンが当たり前に取り入れられる世界になっているので、

この段階から幅広い層にヴィーガンを知ってもらえるきっかけがあるのはいいなと思います。

 

ヴィーガンをどんな人にでも身近で手軽なものにしてほしいです。ストイックにならず、週1回、月1回ヴィーガンを取り入れたり、ヴィーガンということを意識しすぎず、美味しいから食べていたらヴィーガン料理だったというように、ヴィーガンを身近に感じてもらえたら嬉しいです。

 

― 今回のBOXに入るケーキとクッキー、どれも素材の味とコクがあり、とてもおいしかったです!

 

山本: レモンケーキには真鶴産の無農薬レモンで風味豊かに、そして湯河原「十二庵」さんの絹どうふを生地に加えることでバターや卵が無くてもしっとり仕上げることができました。このお豆腐はキャロブのケーキにも使っています。

クッキーは、ビーツとケールの無農薬野菜パウダーを使用して、クリスマスのようなお色味にしてみました。独特の香りがくせになると思います!


ヴィーガンのお菓子を初めて食べる
そんな人にも抵抗なく、美味しくお召し上がりいただける焼き菓子になっていると思います。

 

― ヴィーガンスイーツを作るうえでのこだわりや苦労もたくさんありますよね

 

山本:そうですね、やはり今まで当たり前のように使っていたバターや卵が使えないので、

地元のお豆腐を使い生地がパサつかないようにしたり、豆乳の香りが強くならないようにシナモンを入れるなど工夫をしています。

 

また、油と水のバランスが難しくて、バランスがちょっとでも違うと分離したり油っぽくなったりするので、毎回少しずつ試作を続けて、ぴったりな配合を見つけています。

 

 

 

からだをつくる「食」に真剣に向き合う

―― 今後のビジョンを教えてください

 

山本:世の中の変化に合わせながら、ヨガとご飯を提供する活動を末長く続けていくことができればいいなと思ってます。

 

“この食べ物は何からできているのか?” 分からずに食べることが減り、

自身のからだをつくる「食」に真剣に向き合う方が増えてくれれば嬉しいです。

 

ストレスを抱えている方たちが、WiLLDのスイーツや食事を通じて少しでもストレス発散になれたら。

あわよくばそのストレス発散が、“自分のため” だけでなく “人のため” 、そして最終的に “地球のため” になることに気がついて、ずっと続けていただけるなら嬉しいですね。

 

 

―― 最後に読者にひとことお願いいたします!

 

山本:ぜひお召し上がりいただき、気にいっていただけたらいいなと思います。

また真鶴までいらした際には、WiLLDにヨガをしに気軽に足をお運びいただき、自然に癒されていただければ嬉しいです。

 

 

WiLLD

「WiLLD」(ウィルド)とは、未来・意志を表す<Will>と、野生を表す<Wild>を組み合わせた造語。神奈川西部を拠点とし2015年に管理栄養士が立ち上げたブランド。身近な農産物とオーガニック食材を使用した料理や菓子の販売、山や海など自然の中でヨガレッスンや食事をするリトリートなど、「自然」を大切にしたライフスタイルと地球の未来を守るための商品やサービスを提供しています。

 

HP:https://willd.jp/about/

Instagram:https://www.instagram.com/willd_organic/

 

 

Text by 岡﨑可奈(vee ga boo)